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ボルボ240

Category : ボルボ240

無題

ボルボ240。製造中止より既に15年を経過しているが、誕生は1974年。
しかも基本設計は1960年代のボルボ100シリーズまで遡る。
つまりこの車は、猛スピードで進化を遂げる現代文明の中で、
発祥より半世紀近い時を過ごそうとしている。


時の洗礼を受けてなを輝きを放つ存在。

村上春樹の小説ノルウェイの森で主人公の先輩がこれに近いセリフを語っており、「30年以上経過した小説以外は読まない、時代に揉まれて残るものが本物」といった価値観を述べており、以来何かをずっとそのことが気になっていた。

ブログを始めるにあたって、まずはこの車について語って行きたい。







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ジャンル : 車・バイク

        

ボルボ240購入の動機? 前車クレスタについて

Category : ボルボ240
ボルボ240の購入は2002年の2月。前年より家族でキャンプに行き始めたが、車はトヨタクレスタ’93年モデル。この車はガソリンタンクをリアシートの真後ろし配したため車体が大きな割りにトランクルームは狭かった。キャンプの荷物家族4人分はきつい。
走行距離は4万キロ台で特に問題はなかったが愛着度といえば...露天駐車で洗車をした記憶は数えるほど。内装も外装も汚れ放題でカミさんにはいつも何とかしてくれと怒られていた。

クレスタ

愛着。
なぜもてなかったかを整理してみた。

(1)元々ホンダ好きだった。
しかしほとんどカミさんの資金だったので妥協が入った。

(2)デザインがおっちゃんくさい。
4代目クレスタは従来の5ナンバーサイズから3ナンバーサイズにワイドボディー化され得した気分になってしまった。
車に乗り降りするたび眺めていたが、先代までのバランスがワイド化で崩れてしまった印象。
人間で言えば中年太りで余分な贅肉がついてしまった感じ。
今思えば5ナンバーサイズのクレスタのほうがスマートで好みだった。

(3)ステアリング切り始めの挙動が曖昧。
これは最近もクラウンのレンタカーで運転した機会が有ったが、この感覚は変わっていない。
ただし同一メーカーでも営業車で使用していた'95年製のカローラは挙動がしっかりしていて運転するのが楽しかった。

(4)フロントウインドウが寝すぎ。低すぎる頭上スペース。スポーツカーでもないのに思いっきり寝かせているため頭上の違和感が大きかった。ワイパーを動かすと目に飛び込んでくるような不快感有。

(5)日焼けで内装がはがれていた。執拗なコストダウンの後を感じる。

(6)リアシートが寝すぎ、ポジションがフロントシートより深く、まるで洞窟の中。
私がリアシートに乗る機会はほとんどなかったが、このシートでロングドライブはご免こうむりたい。

バブル期のハイソカーブームにより絶大な人気を誇ったマーク?3兄弟。直列6気筒のFR、3兄弟唯一のプレスドアの拘り。長く山崎努がCMで築き上げてきた端正で知的なイメージ。
大枚はたいて購入したこの車への期待は、残念ながら使い込む程に崩れ去ってしまった。

なぜクレスタという雰囲気と魅力を備えていた車が、2001年に5世代目をもってその歴史に幕を閉じたのか?

先に挙げたポイントを元に考察してみた。
(3)ステアリング切り始めの挙動。
 これは明らかに技術力とは別の問題だ。
何もこの車でニュルブルクリンクを攻めるつもりなどない。ステアリングがニュートラルの状態で、わずかでも舵が効いていると感触を得られればいいだけなのに...
結局カローラは世界戦略車であり世界基準のものづくりが必要でハンドリングにおけるチューニングも世界基準に、おそらくフォルクスワーゲンゴルフをベンチマークに味付けされていると推察する。
先にも述べたとおり運転していて違和感を感じず、むしろ楽しい。3時間ドライブしろといわれたら最新クラウンではなく間違いなくこちらを選ぶ。
対してクレスタ、クラウンなどは国内専用車種。日本のユーザーの好みに特化したものづくりができてしまう。

誤解を恐れずに..
~勘違いさん我が国ドライバーの運転イメージ~
短足コンプレックスからくるのか?シートを思いっきり後退させ、かつリクライニングも倒しまくり、長く伸ばした片手を軽く添えながら、AT車なのではなはだしいと左足はあぐら..。

かく言う私も免許とりたての頃はコンプレックス..まさにこんなポジションでした。

リラックスを履き違えたこんな運転の仕方ではステアリングインフォメーションがどうこうなどあったものではない。曖昧な手ごたえで魔法の絨毯にでも乗っているような感覚にするため、むしろ切り始めの曖昧さは必要な味付け..。
T社のものづくりはどこまでもお客様本位である。

ドラポジは(4)寝すぎのフロントウインドウ、(7)リアシートの変に深いポジション、にも密接につな繋がっていく。

カッコよければ低くてもいい。
ドラポジは遠くはなれてそっくり返るのでフロントの寝すぎは気にならない。
リアシートも低い頭上スペースを回避するためそっくり返り、それでも足りないので座面を深く下げる。それが原因でリアシート下にガソリンタンクを配置出来ずトランクスペースに持って行く→結果でかいくせに小さなトランク。.....歪みゆく車。

我が国のドライバーが運転技術の根幹をなすドライビングポジションについて、かくも曖昧な認識による結果として、4代目クレスタをこのような車に仕立て上げてしまったとも言えないだろうか?
製造、販売側は、なぜ正しいドライビングポジションを歪めてまで車作りをするのだろうか?
なぜユーザーへ正しいドラポジを教示しないのだろうか?

ABS、クラッシャブル構造、サイドインパクトバー、エアバッグ..。安全装備は近年大きく改善されてきたが、正しいドラポジで天井に髪の毛がくっ付いてしまうパッケージの車を、当時の国内量産主力機種に採用してしまうとは、どんな見識なのだろうか?

違和感はセールスに直結。本物か否か。2001年。クレスタは5代目にしてその歴史に幕を閉じることになる。

それにしても購入時にクレスタというブランドに惑わされ本質を見抜けなかったのは己の未熟さと恥じ入るしかない。

クレスタ スーパールーセント。 なんと美しい響きだろう。キラキラしたメッキモール、端正なフォルム、思慮深き控えめな佇まい、応接間のような優雅な室内。ゆるゆると直列6気筒FRで滑らかに走る2代目クレスタのあたりのオーラを引き継ぐ車はもうこの世には無い。
クレスタ2代目

正常進化を遂げていれば今のアウディあたりに流れている顧客を十分取り込めたと思うんだけどなあ..。
兄弟車マーク?がマークエックスとして生存しているがあの頃のオーラを感じないのは私だけではないはずだ。

個人的にはこの車だけでなく、ここ20年程で日本の車はすっかり魅力を失ってしまったと感じている。
丁度欧州の車に技術力で並んだと思ったあたり、リトラクタブルのホンダアコード、日産初代プリメーラ、NSX、セルシオ、ワイドボディのフィアレディZ。スーパーカーブーム世代の私にとって、車好きにはますます良い時代が来ると疑わなかったあの頃を境に、1台ずつ、憧れの車種が変質して行ったと思います。

大事なものを失ってしまうのは、われわれユーザー側の見識や選択に大きく依存しているのだと感じています。
正しい選択が正しいモノを! 正しい積み重ねが望ましい文化を!

次回購入動機?へ続く








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ボルボ240購入動機?旧車がいい!

Category : ボルボ240
次に購入する車は荷物を積んで家族4人でキャンプに行けること。
但しミニバンについては車高が高いとタワーパーキングに入らないこと、大きすぎると走る喜びを得られないハズ!で却下。車種はステーションワゴンに絞った。

加えて、長らく暖めていたアイディアが有った。
1995年の冬、織田裕二主演のドラマ「正義は勝つ」で、クールな弁護士役に扮する織田の愛車が旧車のメルセデスのコンバーチブルだった。冬にもかかわらずコートの襟を立てオープンで疾走する姿はまさに孤高、わが道を行く...
190SL.jpg

これだ!旧車でのアプローチだ!と確信しました。

ちなみに彼のもうひとつの愛機はIBMのThink pad。B5サイズでモニターを開くとキーボードが左右にピャッと開きフルキーボードになるという優れもの。通称バタフライというタイプだった。
バタフライ

黒いダレスバックから無造作に取り出し、ビャッ!と開いて法廷で戦うその姿に痺れたものだ。
バタフライは高額で手が出なかったがThink padは個人でも2台、会社でも3台更新しており、今でもお気に入りの愛機となっている。

さて旧車というキーワードを得てから色々と次の車のイメージを揉んで行った90年代後半、その中でも気になったのが3台。メルセデスの初代190E、サーブ900、そしてボルボ240だ。

メルセデス初代190E。
メルセデス190E

現在のCクラスに続くこの車は多くの自動車評論家から今でも絶賛される程そのクオリティは圧倒的。
なんせベンツが造る始めて小型車なので、慎重で不器用なドイツ人(失礼)はこの車をフラッグシップである500SECと同じ基準で造ってしまった。他メーカーではコスト高で使えない線溶接を駆使した強靭なボディはおそらく今中古で購入し乗り出したとしても、ボディだけはシャキッとしているだろう。そのほか使用されるスイッチやウインカーレバーのしっかりとした操作感、泥がはねても視認性の良いギザギサ加工のランプ類など、一つ一つのパーツに深い哲学が宿る。
古き良きちょっと前のメルセデスを、機会があれば一度味わってみたいものだ。

サーブ900。
SAAB900

この車の佇まいはまさに独創的。アクの強いフロントマスク、プロペラ機を思わせる切り立ち大きく湾曲したフロントウインドウ、ボンネットがフロントマスク側に開くこと、イグニッションキーがサイドブレーキ脇に有ること、ダースベーダーの顔を彷彿させるこれまた独特のリアビュー。
全体的にブザイクな成りであるがこの車から発する独特のオーラは、独創とゆるぎなき自信に溢れている。
同社はスウェーデンの航空機メーカーで、自国風土の国防に適した独創的な戦闘機を造っており、その技術力は確固たるもの。また母体はヨーロッパ屈指の財閥バレンベリー一族が有する大企業群の一社。(最近経営破綻してしまったが)
大富豪にして謙虚さを忘れない彼ら一族が、日常の足として常用したであろうこの車の文化を、是非機会があれば感じてみたいものだ。

そしてボルボ240。
240正面

いかにもボルボらしいイメージ。
巨大なラゲッジスペース。
世界一の安全性を誇っていた。
意外にも近代装備。
 エアバッグ
 ABS
 4速AT(SAAB900は3速)

大自然がよく似合いそうな、こんな車でキャンプをしていたら絵になるだろうな~。
キャンプに行くにはこれしか無いという思いが日に日に強まっていった。

次回購入動機?へ







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ボルボ240購入動機?ショップへ~購入まで

Category : ボルボ240
物の購入にはかなり慎重な方。
まして自動車となるとたとえ中古車といえ高額品。
愛用の手帳に240のイメージを書き綴り、魅力の整理。不安、疑問点の整理を行った。
240考察
・雰囲気がある
・趣がある
・カントリースタイル
・独創性
・正にボルボらしいボルボ
・キャンプスタイルに合致
・写真に撮っても絵になる
・FRである
etc...

魅力については十分。我がイメージ戦略にぴったり合致した。

しかしながら不安の方は..
240考察2
・冬にエンジンがかかるか?
・NVH(ノイズ・バイブレーション・ハーネッシュ)が多そう
・ハンドリング ルーズでは?
・修理代に金が掛かりそう
・突然の故障
・エンジンパワーは足りるか?
・雪道は大丈夫か?
etc...

当時はブログなどまだ無かったのでは?WEBサイトをあちこちチェックして旧車と付き合うそれなりの
覚悟を決めて行った。

いよいよ現物を。
デジカメを持ってこの珍しい車をたくさん揃える専門店へ。
あるはあるはボルボ240が、たくさん置いてある。憧れの車!

しかしである。.......高い!

自車クレスタは93年車だが、並んでいる車は一番新しくても93年。
大枚をつんで今の車より古くなる....。
並んでいる車は当時300万円近い根付けの車も有る程プレミアムがついていた。

自分の条件を整理してみる。
・赤いボルボがいい!(きわめてミーハーな精神で)
・モール類はブラックがいい。(メッキもクラシカルでよいがここは虚飾を廃しブラックで行きたい)
・黒の内装。皮の必要はなし。(ベージュタイプもあるが自分の中のイメージとしては黒)
・エアバッグ,ABSは欲しい。(となると末期モデルとなる)
・予算は150万円。

同じ店に期間を置いて2度目の訪問時。
条件を揃える車は180万円前後。納得が行かない。
140万円台の車はメッキモール、色もくすんでとても鮮やかな赤いボルボのイメージとはほど遠い。
おまけにリアゲートに大きな錆びの後が一箇所...。

店員さんに条件を伝えると、モール?黒に交換しますよ!とうれしい助言。更にリアゲートのほぼ
中央にある錆びについてはきれいに補修してから引き渡すとのこと。
ついでにボディはクリーニング業者で研磨してもらうことに。
更に240GLというグレードはスタンダードだが前オーナーがルーフレール、コロナホイールをオプション付けしていたので、240リミテットと同じ外観。
トノカバーと頑丈な鉄格子の仕切り板も装備していた。


いざ試乗。
エンジン音はさすがにそれなりに大きい。旧態然としたコックピット。
重いアクセルペダル。曲がり道では大きなロール。
なんかモーターボートを運転しているような不思議な感覚。
気にしていたステアリングの感覚は、ゆったりしているがしっとりタイヤの手ごたえを
感じることができる。期待以上。
これで魔法のじゅうたんともお別れだ!

チビたちは広いラゲッジルームにおおはしゃぎ。これいいじゃない!思いもしなかった援護射撃。
あとはカミさんだ。

予算はフィットを買うよりも抑える。
キャンプに荷物をたくさん積んでいける。
本人が気に入っているので手入れはしっかりする。
赤ならまだそんなに恥ずかしくないでしょ!
クレスタより安全。ボディは丈夫だし、エアバッグもABSも付くよ!
ボルボの耐久性は半端じゃない。平均寿命は20年だ。長く乗りまーす。

といったところで財務省の認可もOK。無事契約となる。

納車前に前後ともモンローのショックに無償で変えてもらい、タイヤはミシュランMXEグリーンを自分で買ってくるので付けてもらうことに。


で仕上がった車は..
購入時

大満足。
蘇ったピカピカの真っ赤なボディ。
引き締まったブラックグリル&モール。
新品の真っ黒なミシュランタイヤMXEグリーン195/70。

まるで新車!
店員さんへ自然に感謝の気持ちが...ありがとうございます。

こうして古い外車に手を出してしまった一抹の不安とともに240ライフがスタートした。
しかしこの車が今日に至るまでこれほどまでに己の価値観へ影響を及ぼすことになるとは..


















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乗ってみて分かったこと

Category : ボルボ240
一大決心。外車への、しかも旧車への乗り換えで分かったことを述べたい。

ドアは分厚く重く、金具も恐ろしく剛性のありそうな鋼の塊、閉めるとキーンという金属音が、まるで金庫のドアでも閉めたような、日本車ではとても感じることのできない剛性感がある。
子供たちは小さな体をのけぞらせながらドアを開けていたものだ。
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実際の乗り味はガチガチではなくむしろマイルド。北欧の車は砂利道や圧雪のわだち道でも適当にいなしながら乗り心地を確保するらしく、同時代の同じくスウェーデン製サーブ900なども含めボディ剛性はむしろヤワいという印象も聞く。ボディ、足回り周りの構成、ブッシュやベアリングにいたるまで適当な遊びがとられており、実際砂利道などを走っても突き上げ感のないマイルドな乗り心地を体感できる。

エンジンはユルユルと回転し音もそれなりに大きくトルクで走るタイプ。市街地では必要十分なパワーで特にストレスを感じることはない。
排気音はブウォーという感じでよく響くが、決していやな音ではなく、何か動物の呼吸を聞いているような感覚。
ステアリングから伝わるロードインプレッションや切り込んでいったときの深いロールと手応え、
ブレーキのタッチ、ゆったりと大きく厚みのあるシートはくまさんの手のひらの上にいるような、すべてにおいて尖ったところがない、「まったり」しているのである。

走り好きにはまったくもって退屈な車かもしれないが、やさしいがそれでいてとても頼りがいのある、まさに北欧の森のくまさんなのだ。

しっかりとした大人の価値観を持ったデザイナー達が、この車の役割をじっくりと考え造り込んだのだろう。乗り込む程に懐の深さを感じずにはいられない。
目的と、機能と、デザインが調和したひとつの完成形。
製造開始より19年に渡り世界中に愛され、今尚多くの愛好家たちの実用に耐える愛車として使い続けられているということがこの車の高い到達点の証である。

国産メーカーから次々と生まれては消えていく新型車を見るにつけ、これは個人レベルではどうにもならない圧倒的な差を感じずにはいられない。スウェーデンという小国ながら先進国の中でもトップクラスの成熟度を持つ国家に生まれ育った人々でなければ成し得ない力。
自然と、街と、そこにくらす人々の歴史の中で培われた文化が、先端テクノロジーだけでは成し得ない成熟したものを生み出すことができるのだろう。

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プロフィール

CT

Author:CT
男、既婚、2児の父、サラリーマン。
好きな言葉、「簡素」。
嫌いなこと、「虚飾」。
旧車愛好者、自転車中毒者。

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